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時間を掛けて、小さな実を見分けて、丁寧にすべてを完全な手作業で・・・

手編みロザリオ ヨブの涙は、こんな感じで作られています
第1ステージの作業(実の分別と乾燥)
集めてきた実の中から枯れてしまって使えない実を取り分けて、しっかり乾燥させます。(写真、左上、右上)
その中から材料として使える固い実だけを選別して、大きさの違うクリップを利用して、ひとつずつ実の内部にあるごみ?を丁寧に全て取り出す作業を時間をかけて行います。(写真、左下)その後、実の内部が空洞になった状態で、さらに一月以上かけて実の内部が完全に乾燥するのを待ちます。
実を集めてから、最低半年くらい経って、固い実だけが残ったところで次のステップの作業に進むことが出来ます。

第2ステージの作業(ワイヤーに通す)
十分に乾燥した実の中から、大体の大きさを揃えて59個を選び出し、白、茶色、グレーなど、出来上がりをイメージしてバランスよくワイヤーに通していきます。
ロザリオ一本分の実を、全て一本の細いワイヤーに通したこの状態で、出来上がったロザリオの雰囲気が見えます。

これまでの細かい下準備を経て、この後、ようやく本格的に、手編みの作業が始まるのです。


第3ステージの作業 (編み込み)
市販のステンレス製のペンチをヤスリで研いで、先端を先細りに加工して仕上げた小道具は自家製です。
直径わずか0.5ミリの極めて硬いステンレスワイヤーを交互に曲げて、切れにくい形のリングを繋いでいきますが、老眼化した視力での、長時間の作業はきびしいものがあります。
最初にメダイから下の部分、十字架を取り付ける箇所から作業を始めるのですが、この間に視力がミクロモードに切り替わっていく感じになります。
十字架部分をとりあえず終了しておいて(上の短いもの)さらに本体部分に取り掛かります、
左の写真は、第2玄儀まで終了したところです。
作業も後半に入り、第3玄儀まで終了したところです。
そろそろ、肩こり、首こりなどの症状に誘惑されるころです。ちょうど時間的に集中の限界にさしかかるのです。
正直なところ、いい加減、嫌になってきます。
周囲に目線を移すと、世界がボヤケテ見えます。
作業を中断して休憩に入ると、次に作業を始めて目が慣れてくるまで時間が掛かりますので、のんびり出来ないところですが、
左の写真は、第5玄儀まで終了したところです。
中央のメダイに接続する前に、伸ばした状態で左右のバランスを見て、極端なズレがないか確認をします。
十字架の部分を仕上げてから、中央のメダイに接続しますが、何度やっても、この最後のサルカンを作るときは、自分でも不思議な感動を覚えます。
これまでの疲れが一気にどこかに消えてしまい、自分なりに納得できる作業のときは、喜びに変わりますから、本当に不思議なことです。
手編みロザリオ ヨブの涙  
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