初めて注文させていただきます。高校卒業時に洗礼を受けて20年、
ロザリオを数本所持していますが、どれも壊れやすいためになかなか携帯用とはいかず、
軽めで丈夫で、質素な感じのものを探していました。

長年教会でミサに与っておらず、受洗20年を期に心入れ替えて、
祈りの日々に身をおくべく、カトリックの勉強を一からしなおしております。

以前主人がバチカンに訪れた際にお土産でいただいたものがあるのですが、
ガラス製で非常に重く、落として欠けてしまうことを恐れ、実用にいたっておりません。

ホームページ検索をしていた際に、故ヨハネ・パウロII世より配られた
珍しいロザリオのページに行き当たり、
ヨブの涙を拝見しているうちに、とても心惹かれました。

このたび注文させていただくのは、神父様に祝別していただき、
長く使用していきたく考えております。　　

　　　　　　　昨日ロザリオ三点セットが到着いたしました。

とてもかわいい奄美大島紬のケースですね。
メダイもついていて、持ち歩くのがとっても嬉しくなります。

ロザリオを拝見して、改めてその緻密なチェーンの編み方に感動しました。
本当に大変な作業だとつくづく思い、そのご苦労に感謝いたします。
ジュズダマの感触もなつかしく、触れているだけでほっとする
不思議な感じがします。　

四旬節中に手元に届いて嬉しい限りです。
昨年末からカトリックの勉強をし直しているうちに、　

ふと心の中で「あなたが戻ってくるのをいつまでも待っています」という声が湧いてきたのです。　

イエス様やマリア様のお声だなんて、おこがましくてとても申し上げにくいですし、
単なる自分の内なる声だと思うのですが、それが誰の声であれ、
それを期に再び教会に足を運ぼうと思ったのです。　

それを復活祭にと心に決めました。

私自身の信仰の復活にしたいと。

実は、教会でミサに与るのは約20年ぶりです。
ですからなぜか怖れがあるのです。

再び教会に向かう私にとって、

田下様がお作りになったこのロザリオをこの時期に手にできたのはとても心強いのです。

復活祭ではありますが、お手隙の神父様がいれば、
このロザリオを祝福していただきたいと思って、毎日眺めています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　【東京都　　２０１０年３月】